世界最大のワイン生産国、イタリアのワインとは

世界最大のワイン生産国、イタリアのワインとは
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変化に富んだ地形と温暖な気候が育む多彩なワイン

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ワインといえばフランスのイメージが強いですが、世界でもっともワインを生産している国はイタリアです。2016年度のワイン生産量は、1位がイタリア、2位がフランス、3位がスペインという順番でした。

イタリアは日本と同じく縦長の国土をもち、南北約1000キロメートルに及びます。そのため、地域ごとに気候や風土が異なるのが特徴。歴史的に地方ごとに独自の文化が築かれたこともあり、非常に多様性に富んだワインが造られています。また、土着のぶどう品種が豊富で、公式に認められたぶどう品種は350種ほどですが、一説には2000種類以上あるともいわれています。

語り出したらきりがないイタリアワイン。まずは知っておきたい基本を押さえましょう。まずはイタリアの3大赤ワインと呼ばれるワインを紹介します。

イタリア3大赤ワインと呼ばれる「バローロ」、「バルバレスコ」、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」

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「バローロ」は、ピエモンテ州バローロ村で栽培されるネッビオーロ種から造られるワインです。DOCG(保証付原産地統制名称ワイン)に格付されたワインの中でも、「ワインの王様」と呼ばれる風格を持っています。

肉料理に合う重厚な口当たり、色は濃いルビー色をしており、野生の花を思わせる香りと深いタンニンの味わいが魅力。伝統的なバローロは酸味やタンニンがしっかりしているのに対し、最近は果実味が豊かで熟成期間が短くてもたのしめるタイプのものも増えています。

「バルバレスコ」はバローロと人気を二分する高級イタリアワインで、ピエモンテ州にあるDOCG認定の生産地の1つ。バルバレスコで栽培されたネッビオーロからつくられるワインは、色が濃くタンニンが豊富。熟成させることでさらに広がりと余韻の長さを感じさせます。「イタリアワインの女王」と称されるエレガントな味わいです。

最後に紹介するのが「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」。トスカーナ州で生産され、サンジョベーゼ種の突然変異種にあたるブルネッロを100%使用したワインです。ブルネッロ種はその濃さとタンニンの強さが特徴。最低でも4年間以上の熟成が必要といわれ、そのうち2年間はオーク樽の中で熟成されます。ベリーやバニラ、スパイスのニュアンスを感じる複雑で力強い仕上がりが魅力です。

イタリア最高級ワインとされる「アマローネ」ってどんなワイン?

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かつては王族や貴族しか味わうことができなかった時代もあるほど、希少かつ高級なワイン「アマローネ」。「ロミオとジュリエット」の舞台でも知られるヴェネト州ヴェローナ近郊のヴァルポリチェッラ地区でつくられています。

収穫後に優れたブドウだけを陰干ししてから醸造するため、非常に手間がかかる上、生産量も多くはありません。イタリア語で「苦い(アマーロ)」の名が示すように、トロリとした濃厚な質感とチョコレートのような独特の苦みがあります。多くの規定をクリアしていなければ名乗れない最高級のDOCGワインです。

今回は多彩なイタリアワインの中でも、至宝といわれる高級ワインの数々を紹介しました。一度は味わってみたいものですね。

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