世界最古のワイン文化を持つブルガリアのワイン『ロゴダジ』の魅力

ヨーロッパの南東部、バルカン半島に位置するブルガリア共和国。ブルガリアと聞けば、まず「ヨーグルト」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、ワインの生産国としても知られていて、何を隠そう世界最古のワイン文化を有しているのです。そのブルガリアワインの歴史とともに、新進気鋭のワイナリー『ロゴダジ』を紹介します。
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醸造家のムラッド・オウダ氏は、イタリアで醸造を学び、その後長きにわたってイタリアやフランスでワイナリー経営全般に携わってきた人物。師匠は世界で活躍するリッカルド・コタレッラ氏。フランスのボルドー地方やイタリアなどで、ヨーロッパトップクラスのワイナリーと数多く契約しています。
2010年に自らの手でブルガリアのワイン文化を発展させたいという信念を抱いて、ロゴダジに加わったオウダ氏。これまで培ってきた豊かな知識と高い技術を活かして、数々の芸術的なワインを醸し出しています。
ワイン造りの各工程で多くのこだわりが
■すべて人の手で摘んで選定


イタリアやフランスの高級ワイナリー同様、ブドウの収穫は完全に樹で熟すのを待ってから、すべて手摘み。ブドウが自身の重みで潰れるのを避けるために、小さな箱で運搬します。ワイナリーに運び込んだら、房の選定に続いて果実の選定。この2度の選定作業も人の手で行っているのです。
■ブドウに陰干しを施す


ブドウの凝縮感を高める手段の一つが“アパッシメント(陰干し)”。イタリア・ヴェネト州で造られ世界のワイン愛好家を魅了、“瞑想のワイン”の別称を持つ「アマローネ」で有名な製法で、ロゴダジも採用しています。
専用ルームで扇風機を用いて20~35日間乾燥。水分を飛ばして理想の糖度に達したら発酵へ。こうしてできた凝縮感の高いワインをブレンドしたアイテムが、ロゴダジのラインナップに登場しているのです。
