『帝松』で有名な『松岡醸造』/都心から日帰り可能。仕込み水にこだわった酒蔵で、学ぶ・飲む・食べる

『帝松』で有名な『松岡醸造』/都心から日帰り可能。仕込み水にこだわった酒蔵で、学ぶ・飲む・食べる

池袋駅から最寄りの小川町駅まで約1時間、都心からのアクセス至便な日本酒蔵『松岡醸造』。『帝松(みかどまつ)』の銘柄名で知られる埼玉県の老舗です。水にこだわっているという酒造りについてお聞きした後は、試飲そして併設のレストランでの“蔵元料理”をたのしむことができました。

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庭園の食事処で、“蔵元料理”のランチを味わう

酒造レストラン『松風庵(しょうふうあん)』は、明治時代に新潟から移築された蔵を改修・増築して造られています。

試飲を重ねると、お腹が空いてきました。ということで敷地内にある『松風庵』へ。
「お酒、仕込み水、麹、酒粕などを使用した蔵元ならではの料理を提供しています。ゆっくりとたのしんでくださいね」と、奨さんの弟で松風庵代表としてお店を切り盛りされている松岡卓さん。

『酒と麹の宇和島風鯛めし』(1,870円)など味わってみたいメニューが多く悩みましたが、地元のブランド豚を用いた看板料理『むさし麦豚のしゃぶしゃぶ』(2,035円)に。日本酒と仕込み水の昆布出汁に豚肉をくぐらせ、塩麹と仕込み水で仕上げたポン酢や大吟醸の酒粕と米麹を合わせた胡麻ダレでいただくという趣向です。

「むさし豚は下からモモ、ロース、肩ロース、バラの順に重ねてあります。上からは脂の多い順になりますので、ポン酢から胡麻ダレの流れで召し上がっていただくのがおすすめですよ」。ポン酢のさっぱり、胡麻ダレのコクと味の違いをたのしみつつ、そこにもちろん日本酒も。どちらも進んでしまうのは仕方のないことですね。

4部位が重なった豚肉の手前、右が胡麻ダレで左がポン酢。

『帝松の3種の利き酒セット』は1,650円。内容は時期によって変わるそう。庭園を観ながらの飲むのは最高です。

最後はデザートで締めることに。いただいた『イチゴ&抹茶の甘酒ティラミス』(703円)のほか、『吟醸 水わらび』(385円)『大吟醸アイス』(440円)など、酒にちなんだデザートが充実しています。でもすべてノンアルなので、アルコールに弱い方や20歳未満も大丈夫。グループや家族みんなでたのしめる貴重なランチスポットです。

『イチゴ&抹茶の甘酒ティラミス』は、ビタミンや酵素がたっぷり。まさに“食べる美容スイーツ”です。

都心から気軽に行ける松岡醸造さんのレポートはいかがでしたか? 見学はもちろん、料理やスイーツも充実しているので、テーマパーク的にたのしめるのが魅力です。かつて鎌倉幕府の御家人だった比企一族が治めていたという史実もあるので、歴史好きの方も誘ってみるのもよいですよ。

※価格などは取材時のものとなります(消費税込み)。

松岡醸造
埼玉県比企郡小川町大字下古寺7-2
TEL/0493-72-1234
※問合せは、平日9:00~17:30まで
営業時間/酒蔵 : 平日 9:00~17:30、直売店 : 9:00~17:00(土日祝も営業)
定休日/酒蔵 : 土日祝、直売店 : 1/1~3
アクセス/東武東上線・JR「小川町駅」より徒歩25分、タクシーで5分

松岡醸造の詳細はこちら

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