たのしいお酒.jp

今夜も、お酒を、楽しく飲みたい 日本の酒景365

あなたの街の居酒屋で、隣の街の小洒落たバーで。
誰もが名を知るチェーン店から、名も無き小さな路地裏の店まで。
日本全国津々浦々、あらゆる街の、あらゆる酒場で、
毎日毎夜生まれては消えていく、
お酒がとりもつ一瞬の景色を切り取ります。

ごっつい 錦糸町店 1日の終わりにホッとひと息 下町風情の鉄板焼きと美味しいお酒

▲すっきりとした飲み口の「純米吟醸 銀盤」と旨味があってキレのいい「吟醸酒 幻の瀧」。

  • facebook
  • twitter

●アツアツふわふわ! 東京で堪能できる本場関西のお好み焼き

JR錦糸町駅北口から徒歩約7分。ショッピングモール「オリナス」や運動場を横目に抜けた蔵前橋通り沿いに「お好み焼き」と書かれた赤提灯が見える。「焼いています」の看板が営業中の目印。昭和風のレトロなお店かと思いきや、店内はJAZZが流れるモダンな雰囲気。会社帰りのサラリーマン、地元の住人と思われる客で活気に溢れている。

こちらが、関西風のお好み焼き・鉄板焼きが食べられる「ごっつい 錦糸町店」。「ごっつい」は、俳優の伊原剛志さんがプロデュースしたことでも話題になった店だ。伊原さんの「東京には美味しいお好み焼がない」という思いから、自身が幼い頃に食べた地元関西の“お好み焼き”の味を再現。現在はのれん分け店も含め、都内に14店舗展開している。

「ごっつい 錦糸町店」は2011年12月に開店したのれん分け店で、「ごっつい」秘伝の味を守りながらも、グループで初めて「もんじゃ焼き」をスタートさせるなど、下町の立地を活かした新しい試みを行なっている。

赤提灯に誘われて、仕事あがりにフラリ 肩ひじ張らずに普段着で楽しめる店

▲早い時間は、カウンターから埋まることが多い。

店内に入ってまず目につくのが、カウンターにある大きな鉄板。6席あるカウンター席は、目の前で調理される様子を眺めることが出来るうえ、そのまま焼きたてが食べられる特等席。ジュウジュウと焼く音が心地よい鉄板は200度以上あり、カウンターに座ると美味しそうな香りと熱気に包まれる。テーブル席や掘りごたつの席もあり、お一人さまからカップル、同僚との食事に家族連れなど、あらゆる客層に応える造りになっている。

優しい笑顔が印象的な店長の東さんは「ごっつい」のグループ店で修行後、独立した。キビキビした手つきのコテさばきが見事。「鉄板焼きは、焼いている間、カウンターを挟んでお客さんと会話できるところがいいんです」とにっこり笑いながら語る東さん。客が「美味しい」と言って喜ぶ姿を間近で見られるのが、一番うれしい瞬間だそう。

▲写真左・焼いてます、なら迷わず飛び込もう。写真右・お店は奥に長い構造。
 テーブル席と掘りごたつの座敷で大人数での利用も可能だ。

まずは、一品料理をつまみに乾杯!日本酒の透き通る風味に、心の底から寛げる

▲20年以上変わらぬ味を貫く「元祖すじ塩」はお酒にもぴったり。
「キャベツたっぷりなので意外にヘルシーですよ」と東さんもおすすめ。

「ごっつい」のメインはあくまでお好み焼きだが、一品料理も豊富に揃う。お酒のつまみとして好評なのは、「牛ヒレ紐肉の一本焼」、「イカゲソバター焼」、「長芋の磯辺焼」など。創業以来20年以上変わらぬレシピで提供される「元祖すじ塩」も不動の人気メニュー。国産の牛すじ肉を10時間以上煮込むという手間ひまのかかった一品だ。牛すじと聞くとこってりした印象だが、たっぷりのキャベツと炒めているので、意外にあっさりとして美味しい。

ビールをグイっといくのもいいが、冷えた日本酒でキリッといくのもいい。この日は「銀盤 純米吟醸」と「幻の瀧 吟醸」をチョイス。レトロなラベルが目を引く1合(180ml)の小瓶で提供される。銀盤はスッキリしとした味わいで、飲み飽きないお酒。牛すじ焼きの塩加減とも好相性。幻の瀧は、スッキリとした中にも旨味があって、お好み焼きのソースをしっかりと受けとめてくれる。どちらも富山県のお酒。透明感があり、名水百選の水を仕込み水として使っている、というのもうなずける。

▲高さ10cm以上!? 名物の「めっちゃごっつい焼き」登場!

お好み焼きの中でのイチオシメニューは、なんと言っても「めっちゃごっつい焼き」。豚肉、山芋、卵が入った「ごっつい焼き」に、ベーコン、青ねぎなどが加わって、完成時の高さは、鰹節も入れると10cm以上になる。厚みがあるので、12〜15分ほどかけてじっくりと焼かれる。お酒をチビチビ飲みながら待とう。

一口食べると、フワッとした山芋の食感が際立つ。「ごっつい」では、鉄板で山芋を焼いてから生地の上に載せるので、このフワッとした食感が実現するのだとか。生地のベースはキャベツが多いので、食べてみると見た目ほどのボリュームを感じずに、一気に一皿食べられる。

東さんが胸を張って紹介してくれたのは、ごっつい特製のオリジナルソース。「通常のお好み焼きソースより、トマトやタマネギなどの野菜がたくさん入っているんですよ」と誇らしげな表情。特にトマトがたっぷり、他には梅肉も入っていて、ソース全体が赤みがかって見えるほど。甘さ控えめで、ほどよい酸味とコクのあるソース。ビールはもちろん、スッキリ系の日本酒とも相性は抜群。

来た人がホッとひと息ついて元気になれる 居心地のよいお店を目指す

▲記念日のサプライズメッセージでお客さんの笑顔をつくる

「ごっつい 錦糸町店」でもう一つ面白いのが、誕生日や記念日に予約をすると、お好み焼きのプレートにマヨネーズでお祝いのメッセージを書いてくれるというサービス。お好み焼きに花火を飾るといったサプライズも。「お客さんに心から楽しんでもらう」、それも、お店が大切にしていることなのだ。

オープンして5年目、一見限りの客だけでなく買い物帰りのファミリー客など地元の客も増えた。東さんやスタッフとの世間話を楽しみに来る客も多い。カウンターでつまみが焼けるのを待ちながら、スイッチをオフにしてお酒を飲んで寛ぐ。そんな日常の風景が見られるお店だ。

▲写真左・笑顔が印象的、店主の東さん。写真右・スタッフのTシャツには、大きく521(ごっつい)の文字!

  • 銀盤酒造

    銀盤 純米吟醸
    レトロラベル

    180ml

    詳細はこちら
  • 皇国晴酒造

    幻の瀧 吟醸
    レトロラベル

    180ml

    詳細はこちら

今回訪ねたお店

ごっつい 錦糸町店

東京都墨田区太平4-2-1 都営太平南アパート111

03-3624-0538

月~金18:00~24:00

土日・祝11:30~24:00

  • facebook
  • twitter