たのしいお酒.jp

我らお酒にひと言あり 六酒仙、かく語りき

武田梨奈の、飲みたい、酔いたい、語りたい♥

「嗜む程度です」なんて、日頃はおとなしく振舞っていても
女にだって自ら飲みたい夜があり、自ら酔いたい夜がある。
でもって、そんな夜はいろいろ語りたいこともあるわけで。
武田梨奈、女の子とお酒をテーマに、ゆるゆる飲みつつ語ります。

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ひとり飲みが出来ない女子は、人生を半分くらい損してる!?

 今日は昼間から堂々と飲めるので嬉しいです!今日のお店は、日差しがいっぱい差しこんでとっても気持ちがいいですね。

元々私、ひとり飲みどころか飲みに行く機会もそんなになかったんですよ。でもちょっと前にひとり飲みがテーマのドラマに出演したのをきっかけに、それがガラリと変わったんです。撮影を通じてお酒そのものの美味しさはもちろん、お酒と肴の組み合わせの奥深さなどにも触れることができて、お酒って楽しい!って。撮影の時期は勉強がてら2日に1度ペースでひとりでいろんな居酒屋に行ってました。

ひとり飲み=孤独なイメージ!?いえ、マイペースに気持ちよく飲めるんです

 ひとり飲みって、自分の好きなようにオーダーできて、量もマイペースで飲める。それに程よく酔ったところでサッと切り上げて帰れる。それが私に合っているって感じたんですよ。飲み会だと、場合によってはとにかくたくさん飲め、みたいなノリになるじゃないですか。それよりはひとり飲みの方がお酒をじっくり味わって、気持ちよく酔える。そういう意味では、ひとり飲みという役柄を演じられたのは凄くいい機会だったと思っています。

ひとり飲みっていうと孤独なイメージがありますけど、つまらないと感じた事なんて全然ないし楽しい事ばかり(笑)。まず、人間観察がじっくりできる。私、人間観察が大好きなんですよ。隣のカップルだったり、カウンターでじっくり飲んでいる渋い中年男性だったり…。その人がお店に入って席につくところから、お会計して出ていくところまで眺めている時もありますよ。先日入った居酒屋では、私以外のお客さんが全員男性で満員状態。そんな中で飲みながら観察していると、自分の世界に入って考え事をしている人もいれば、ケータイでゲームしている人もいる。もちろん年齢も見た目もバラバラだけど、眺めているうちに、結局みんな酔ってしまえば一緒だよね、って気が付いたんです。そういう点では他人に対する懐が深くなった気がするんですよ。

 ひとりで飲むようになって、常連とまではいかなくても顔なじみに近いお店が出来たんです。そこは今日撮影しているお店とは違って、赤ちょうちんのかかっている、焼鳥がメインのこじんまりとしたお店ですけど、そういう場所が出来たというのが自分の中で凄く大きな出来事でした。店に入ってカウンターに座ると、大将が「今日もホッピーでいい?」って言ってくれるんです。そういうやり取りだけでも、何だか家に帰ってきた気分になれて嬉しいですよね。

最初の一杯を飲んでしまえば、自然と緊張は解けるもの

でも今振り返ると、初めてひとりで飲みに行くときはさすがに緊張しました。きっと、ほとんどの女の子が緊張すると思うんですけど。でも、良さそうだなと思ったお店に勇気を振り絞って入って、最初の一杯を飲んでしまえば自然と肩の力は抜けていきます。だから、ひとり飲みデビューしたくても踏み切れない女の子がいたら、一杯飲んじゃえば全然大丈夫!ってアドバイスしてあげたい。酒場は高級レストランよりもずっと入りやすいんじゃないかと思うんですよ。

 最近はちょっと、お洒落なカウンターバーにもチャレンジしているんです。この間入ってみたのはウイスキー専門店。私は知識がまったくなかったので、バーテンダーのアドバイス通りに、まずは飲みやすいハイボールから入って、いろんな銘柄を少しずつ味見させてもらいながら水割り、ロックとそれぞれの違いを楽しみました。あとはワイン。今日は爽やかな陽気に合う白ワインを頂いていますけど、最近ようやく赤ワインを美味しいと感じられるようになってきました。肉料理、特にレバーパテとか大好きなので、それにはやっぱり赤かなって。

ひとり飲みだと連れに気を使うこともないので、気分に応じていろんな肴に出会えるのも魅力ですよね。最初の頃はビールに揚げ物っていうパターンが定番だったんですけど、その日おすすめの新鮮な魚を刺身にしてもらったり、箸休めに酢の物を挟んだり。そうすることでお酒や肴の組み合わせの幅がどんどん広がっていく。とりあえず、その日のおすすめを聞いてみれば普段自分では選ばない肴に出会うことができますよ。たまたま入ったお店でエンガワの刺身がおいしかったりすると、つい日本酒が進んじゃいますね(笑)。

 私の場合はひとり飲みの入り口が居酒屋でしたけど、もしかしたら女の子の場合は今日みたいなワインバルやバーの方がハードルが低いかもしれない。実際、ひとりで飲んでる女子は居酒屋よりもバーやバルの方がよく見かけます。なにより照明の加減や雰囲気がひとり飲みに最適なんですよね。

ひとり飲みを楽しむコツは、積極的に、素直に、謙虚に。

 でも居酒屋にしてもバーにしても、カウンターっていい場所だなってつくづく感じます。ひとりになりたい時はひとりになれるし、ひとり飲みだけどちょっと人とも話したいって時には周りの人に話しかけたりもできる。私は基本的に人見知りなんですけど、話したい! と思ったときはあえて積極的に周りに話しかけるよう心がけています。たまに行く地元の居酒屋にはカラオケがあるので、皆さんが歌いだすと私も交じってデュエットさせてもらったり(笑)。たまに「武田梨奈さん?」って言われる事もありますけど、そういう時も「応援してください!」って感じで仲良くなっちゃう。そういう意味では、ひとりで飲みに行く方が分け隔てなくいろんな人と触れ合えるのかもしれません。

 いま行きつけになっているお店も、最初はなかなか大将に話しかけられなかったんですけど、「今日何がオススメですか?こないだの肴が美味しかったんですよ」って言ったらそこから急に仲良くなりました。そうやって自分から一歩踏み出せばすごく楽になるし、一気に居心地がよくなるんですよ。店員さんが一見無口でも、こっちがちゃんと聞けば色々答えてくれる。特にカクテルやお酒の銘柄など、お酒って素人にはわからない事が多いですよね。そんな時に変に知ったかぶりをせず、素直にオススメのお酒を聞けば一気にお店との距離は縮まります。初めて入る店には謙虚な態度で。それもひとり飲みを楽しむための大事なポイントですね。

 ひとり飲みは、新しい自分を発見するいい機会。もちろん大勢の人と盛り上がるのも楽しいし、気の置けない友達とさし飲みするのもいいけど、ひとりだからこそ感じられることってたくさんあるはず。私もひとり飲みを経験して「あ、私ってこんな事考えるんだ」って感じる機会が増えましたもん。たとえ嫌な事があっても、グラスを傾けながらじっくり振り返ると自分の中で一度うまく消化できて、明日からまた頑張ろうってポジティブにもなれるんです。あと、私の場合は酔うといつも両親に電話しちゃう(笑)。そういう時の方が素直にいろんな事を話せるんですよ。

  • ウルフブラス

    ビルヤラ シャルドネ

    750ml

    詳細はこちら
  • 今回撮影にご協力いただいたお店…

    FINE’S BAR

    東京都千代田区外神田6-14-9
    TEL:03-6806-0451
    営業時間:月〜木11:30-23:30
    金11:30-24:00
    土15:00-23:00
    日13:00-21:00

    『FINE’S BAR』は南欧料理とそれに合ったお酒が楽しめる、末広町のワインバル。本日武田さんがいただいた前菜盛り合わせ5種は、なんと5種なのに6種盛られているというサービス精神の素敵なお店。武田さんいわく、「ひとり飲みならワインとこの盛り合わせだけで十分幸せですね。誰に気を使うことなく、そういうオーダーが出来るのもひとり飲みのいいところ」とのこと。ちなみに今日いただいた白ワインは「ウルフブラス ビルヤラ シャルドネ」フルーティな味わいで、
    武田さんもお仕事じゃなかったらこのまま飲んでいたいのに!と大満足の様子でした。

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武田梨奈

たけだ・りな 神奈川県横浜市出身。6歳から女優を志す。10歳からはじめた空手は、琉球少林流空手道月心会の黒帯二段という腕前。その特技もあって主演を掴みとった映画『ハイキック・ガール』などで評価を集め、その後、映画、CM、ドラマなどに数多く出演。’15年ロサンゼルス日本映画祭では最優秀主演女優賞。BSジャパンとテレビ東京で放送されたドラマ『ワカコ酒』で主演を務めたことをきっかけにお酒にハマる。最近のマイブームはもっぱらひとり飲み。