たのしいお酒.jp

我らお酒にひと言あり 六酒仙、かく語りき

太田光代の、今月のマリアージュ。

ゆっくりおうちでワインや日本酒を楽しむ幸せは、他の何ものにも代えがたい。おうちで、自分のペースで飲むお酒だから、自分好みの音楽に合わせて、自分好みの映画とともに、自分好みの飲み方で、楽しめるのがいいところ。そんなくつろぎ時間のお酒の楽しみ方を、太田光代さんがナビゲート。さて太田さん、今月は、何に合わせて頂きましょう?

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「お祝いの季節は、赤の泡!」

街中が華やかな雰囲気に包まれる12月。
パーティーに出かけたり、ホームパーティを開いたり、家族で楽しむ時間も増えますね。
華やかさに浮かれながらも、大切な人と美しく過ごしたい。
そんな時間に私が合わせたくなるのは、赤いスパークリングワインなんです。

赤のスパークリングワインでまず素敵なのは、グラスに注いだ瞬間に泡が、ぱあっと湧き上がるときのときめき。赤ですから泡がピンクなんですよ。ムースのような柔らかい泡で、思わず「かわいい!」って声が出ちゃいます。泡とスパークリングがグラスの半々ぐらいになる一瞬。すぐ消えちゃうけれど、その一瞬での高揚感。そこから楽しい食事や会話が始まっていく。あぁ、やっぱりときめく(笑)。

まだ日本であまり知られていなかった8年前から、私自身、赤のスパークリングワインを手がけています。それ以前にいただいた赤いシャンパーニュがとても美味しく、きれいでそれが印象に残っていたからです。その後、イタリアやフランスの違うものもたのしんで。ですからずいぶん長く愛していますね。きれいなワインですけれど、醸造家の腕も試されます。まだ、ブルゴーニュのピノ・ノワールのようにどこが到達点なのかを見極められているわけでもないですから醸造家はまた違う意味でも大変かもしれませんね。あ、つい熱くなってしまいました。ごめんなさい。思い入れが強いんです、赤のスパークリングワインには。

ではこちらの『サンマテオ ロッソ ヴィノ フリザンテ』をいただきましょう。ぶどうはランブルスコとサンジョベーゼ、イタリアらしい組み合わせ。グラスに注ぐと泡は広がりすぎず静かに広がってきますね。色は鮮やかな赤。輝きも感じますし、きれい。飲んでみると…軽やか! もう少し重い感じをイメージしていましたけど、なにか、風が吹いてますね(笑)。風が吹いているところで飲んでいる爽やかさです。喉を通る泡も軽やかで柔らか。赤のスパークリングワインは、刺激が強すぎないほうがいいと思うので、これぐらいがちょうどいいな。

あぁ、造られているのはヴェネチアの近くなんですね。なるほど。合わせるフードは、この地の定番は手長海老のグリエなどでしょうけれど、私はこれはフルーツと一緒に飲みたい。みずみずしいぶどうや赤い果実はもちろん、ドライフルーツもいい。このワイン自体に、干しぶどうをはじめとするドライフルーツのテイストもありますから。

このワインは、お祝いのときにぜひ飲んでいただきたいな。お正月や、結婚式、披露宴などで登場してほしい。そして、もちろんカップルのデートで過ごすクリスマスディナー。家庭的なクリスマスもいいですね。かわいくてきれいな泡だから、お子さんがいるとジュースっぽく見えるというか、お酒、お酒していないので、「パパとママ、かわいいの飲んでるぅ」みたいな。微笑ましいです。

なによりもこの季節、色彩のとりあわせがいいですよね。街できらめくイルミネーションの輝きとスパークリングのきらめき。クリスマスツリーの緑とグラスの中の泡の赤、素敵な彩りだと思いますよ。

  • サンマテオ

    ロッソ ヴィノ フリザンテ

    750ml

    フリザンテ=微発泡の柔らかく軽やかな泡と、爽やかな辛口が特徴。
    鮮やかな赤い色から受ける印象どおりの、チャーミングな赤い果実とぶどうの
    コクもあります。白スパークリングワインとミディアムボディの赤ワイン、
    その両面の魅力を同時に楽しめます。

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太田光代

おおた・みつよ 東京都出身。芸能事務所『タイタン』社長、タレント。雑誌モデルを経て、タレントとして活動。90年、爆笑問題の太田光さんと結婚。93年、芸能事務所『タイタン』を設立し、社長に就任、爆笑問題ほか、多数の芸人、タレントをマネージメントする傍ら、自身もTV出演、ワインや日本酒のプロデュース、店舗経営、著書執筆など幅広い領域で活躍する。主な著書に、『私が「にんぎょひめ」だったころ』(集英社インターナショナル)、『独走』(KINOBOOKS)など。