たのしいお酒.jp

我らお酒にひと言あり 六酒仙、かく語りき

太田光代の、今月のマリアージュ。

ゆっくりおうちでワインや日本酒を楽しむ幸せは、他の何ものにも代えがたい。おうちで、自分のペースで飲むお酒だから、自分好みの音楽に合わせて、自分好みの映画とともに、自分好みの飲み方で、楽しめるのがいいところ。そんなくつろぎ時間のお酒の楽しみ方を、太田光代さんがナビゲート。さて太田さん、今月は、何に合わせて頂きましょう?

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残業続き、疲れたカラダをいたわる白ワイン

うん、美味しい!やっぱり暑い季節は白ワインの辛口をキリッと冷やしたのが合いますね。この《マレア デ レイダ シャルドネ》というチリワインは、フルーティな味わいが好みなんです。冷蔵庫でキンキンに冷やしておいて、1、2杯目はシャンパン感覚でいただく。すると、次第にワインの温度が上がってくるのですが、そうするとシャルドネ特有の酸味と風味を感じられるようになる。ワイン好きの間ではこれを「香りが開く」と呼ぶのですが、そうやって長くゆっくり飲むのに適した銘柄だと思います。

こういう、強い辛口の白ワインは夏はクラッシュアイスと一緒にストローを差して飲むのもレモネードっぽくていいですね。皆さん、仕事が終わってすぐの一杯は大抵「とりあえずビール!」でワインはその後って感じじゃないですか。でも白ワインをカクテル感覚で最初の一杯にチョイスしてみるのは全然ありなんじゃないかって。

私は出張の機会も多いのですが、よくやるのがホテルの部屋での「仕事の後のお疲れ様ワイン」。酒屋さんやコンビニで好みのワインを買って冷蔵庫に冷やしておいて、つまみは少し贅沢にオリーブやチーズなどをルームサービスで取る。もちろんその土地ならではのお店で飲むのもいいですが、遅い時間にやっと仕事が片付いたりした場合、外を散策するのがおっくうじゃないですか。そんな時におすすめの飲み方です。少し大きいホテルだったらラウンジで飲むのもいいですよね。

ホテル飲みの利点は酔っ払ったらすぐベッドに入れるところ。あとはルームマッサージも頼めるのも嬉しい。ただ、たくさん飲んだ後にマッサージしてもらうとお酒の回りが良くなりすぎてしまうので、マッサージをお願いするときは酒量は控えめにしましょうね。

私の場合、お酒は趣味みたいなものなので何だかんだ言って忙しくても毎日飲んでいますね。忙しさの度合によっても酔い方が大分違って、飲む時はなるべく仕事は忘れようと思うのですが、やっぱり多忙な時期は無意識のうちに仕事の事を考えてしまってあまり酔わない気がします。

で、逆に仕事がしっかり片付いて飲むと、てきめんに酔っぱらう(笑)。今までは本当にワインにせよ他のお酒にせよ、お供は乾きものやオリーブなど軽めのつまみだけだったのですが、そろそろしっかり食べながら飲んだ方が身体にはいいのかなって自覚し始めたところなんです。家だと自分で料理を作れますけど、ホテルだとなかなか難しい。でもちょっとしたラウンジとかだとオードブル食べ放題のところもあったりするので、そういうホテルに泊まれるとラッキーですね。

《マレア デ レイダ シャルドネ》のような辛口で酸味の強い白ワインは、オリーブやチーズなど定番のつまみでもいいですが、柑橘系の要素も結構合うと思うんです。野菜にかけるフレンチドレッシングだったり、オレンジピールだったり。あ、今思い出しましたけど、以前冬のフランスで頂いた白ワインと牡蠣の組み合わせは最高だったなあ……。

いろんな方からフランスの牡蠣は美味しいって聞いてたんですけど、日本の牡蠣に勝るものはないって思い込んでいたんです。でも実際食べてみたら白ワインとの相性が抜群で、日本の牡蠣でもここまでワインと合わないなって。フランスで流通する牡蠣は日本由来らしく小粒で、それが口の中で白ワインと混ざり合うと何とも言えない味わいになる。現地に住む日本人の方が「フランスでの一番の楽しみが冬場の牡蠣と白ワインです」って言っていたほどで、それは本当にそうだなって。それに、フランスは日本とは比べものにならないくらいワインが安価で飲めますからね。それにどのお店で飲んでもハウスワインが美味しいんです。

でも考えてみると、白ワインって本当にどんな食べ物とも合いますよね。やっぱり赤はメインの料理と合わせる感じになりますが、白はいろんなつまみとの組み合わせが考えられる。シャンパンや辛口の白ワインとよく合うと言われるキャビアは個人的に苦手なので試した事はないんですけど、意外と相性がいいですよね。

白ワインが仕事の後の一杯にいい理由は、身体への負担が少ないのも大きいと思います。赤ワインはぶどうの皮や種ごと発酵させて造りますが、白ワインはぶどうを搾って皮と種を取り除いた状態から醸造するので口当たりが滑らか。翌日朝早く起きないといけない場合でも、前日飲んだのが白ワインだと深酔いせずすっきり起きられますね。個人的にはとくにここ半年くらい忙しいので、余計仕事の後に白ワインをいただく機会が増えました。

昔はどんなに仕事がハードでも勢いで片づけて、美味しいお酒を飲んで先へ先へって感じだったんですけど、最近はなかなか身体がついていかなくなったので、少し自分自身の事をいたわりながら仕事して、同時にお酒も楽しめたらって考えています。でも、「この日は絶対に仕事を入れない」と決めて休日を設定しても、そういう日に部屋の片づけを頑張ってしまって結局休めず、なんてパターンばっかり(笑)。でも皆さんもそういう経験ありますよね?

最近は身体を動かそうと思ってホットヨガを始めたんです。あれは身体への負担はそれほどでもない割に、すごく汗をかけていいんですよ。昔新体操をやっていて柔軟性はある方なのでポーズをとるのも苦じゃないし、マイペースで続けられるかなと。これからも末永く美味しいお酒を飲むためにも、しっかり働いて、運動して、なるべく休んで。この事を心がけたいと思っています。

  • ルイス フェリペ エドワーズ

    マレア デ レイダ シャルドネ

    750ml

    高品質のぶどう産地としてチリで最も注目されている産地、レイダヴァレーのシャルドネを使用。
    果実の適度な酸と風味が感じられ、ミネラル感やふくよかな口あたりが疲れた体をいやします。

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太田光代

おおた・みつよ 東京都出身。芸能事務所『タイタン』社長、タレント。雑誌モデルを経て、タレントとして活動。90年、爆笑問題の太田光さんと結婚。93年、芸能事務所『タイタン』を設立し、社長に就任、爆笑問題ほか、多数の芸人、タレントをマネージメントする傍ら、自身もTV出演、ワインや日本酒のプロデュース、店舗経営、著書執筆など幅広い領域で活躍する。主な著書に、『私が「にんぎょひめ」だったころ』(集英社インターナショナル)、『独走』(KINOBOOKS)など。