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我らお酒にひと言あり 六酒仙、かく語りき

正直なところ、旨いお酒は、ただそれだけでいいものだ。
その上そこに、気分にハマるつまみがあれば、
旨いお酒はよりいっそう旨くなる。
包丁さばきに迷い無し。芸能界イチの料理人ことキム兄が、
今宵のお酒を楽しむための、満点つまみを振る舞います。

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夏はやっぱりカレー。カレー風味のうまいやつ。

7月に入って本格的に暑くなってきました。そんな時期はやっぱりカレーでしょ?という訳で今月はどのつまみにもカレー粉を使ってみました。

カレーってひと口に言っても、専門店の方は皆さんこだわりを持って工夫して作っているし、家で作るカレーも各家庭でそれぞれ味がまったく違ったりするじゃないですか。それに、インドもあれば欧風、和風にもアレンジできる。ものすごく幅広く、奥の深い料理だと思うんです。

では今月も早速いってみましょか!

【1品目】
玉ねぎとピーマンのカレー炒め

  • 材料:

  • 牛肉切り落とし 50g

  • 玉ねぎ 1/2個

  • ピーマン 1個

  • 日本酒 大さじ1/2

  • 醤油 大さじ1/2

  • カレー粉 小さじ2

  • 塩 小さじ1/2

  • コショウ 適量

  • サラダ油 大さじ1

  1. 作り方:

    ①牛肉は食べやすい大きさに切り、玉ねぎは薄切りにする。

  2. ②ピーマンはヘタと種を取って縦に細く切る。

  3. ③フライパンでサラダ油を熱し、ピーマン、牛肉の順に炒める。

  4. ④ピーマンと牛肉に軽く火が入ったら玉ねぎを投入する。

  5. ⑤フライパンをあおりながらさらに炒め、塩、コショウを加える。

  6. ⑥日本酒と醤油、カレー粉を加える。

  7. ⑦最後に軽くあおって汁気を飛ばしたら完成

まず1品目。カレーライスでもドライカレーでもそうですけど、玉ねぎとピーマンってカレーに入れる野菜の定番ネタじゃないですか。それをメインにつまみとして食べられたらいいなあと思って考えました。特にピーマンは今がまさに旬ですしね。
こういう野菜と肉の炒め物って、特に男性が作るとうっかり肉を多めにしたくなるけど、今回はあえて牛肉は少なめにするのがポイント。この料理のお肉の位置づけはあくまで野菜の引き立て役ですよ。あと、野菜にある程度食感を残す程度に炒めるのがおいしく作るコツです。
玉ねぎにピーマンの食感と、ほんのり香るカレー味。簡単に作れてビールにもバッチリ合う。最高のつまみやね!

▲ これは、間違いなくビールにぴったりやね

【2品目】
豚バラの冷しゃぶ

  • 材料:

  • 豚バラ肉スライス 100g 

  • きゅうり 1/2本

  • そうめんつゆ 大さじ1

  • カレー粉 小さじ1

  1. 作り方:

    ①きゅうりは薄く斜め切りにし、皿にきれいに並べておく。

  2. ②豚肉は、食べやすい大きさにカットする。

  3. ③豚肉を沸騰させたお湯で30秒ほど湯通しし、ザルにあけて流水でザッと冷ます。

  4. ④豚肉の水気をクッキングペーパーで取り、皿のきゅうりの上に並べる。

  5. ⑤そうめんつゆを豚肉と上から具全体に行きわたるように回しがけする。

  6. ⑥最後にカレー粉を振りかけて完成。

2品目の【豚バラの冷しゃぶ】は蕎麦屋で食べるカレーライスやカレー南蛮からヒントを得ています。和風のそうめんつゆや出汁とカレー粉って、実はすごく合うんですよね。
夏ですし、1日バテバテになって帰ってきて夜中にあまりハードなものは食べたくない。でも軽く肉は食べたい。そんな時ってあるじゃないですか。そうなると冷しゃぶあたりがサッと作れて胃にももたれず、ちょうどいいんだけど、市販のしゃぶしゃぶのタレでは何かつまらんな、と。そこでそうや、そうめんつゆで出汁風味の豚しゃぶもおいしそうやん、と思いついたんです。
でも酒のつまみとしては、もうひとつ味にパンチがほしい。そこで最後にカレー粉をひとかけしたんです。これで酒のつまみとしての魅力は倍増しますよ!
僕は夏の昼食なんかによく食べるそうめんにも、つゆにカレー粉を加えるんです。これ言うと驚く人もいると思うけど、正直かなりイケる味になって、食欲がなくなりがちな時でもそうめんが何杯でもスルっと喉を通っちゃう。皆さんもぜひ試してみてください。

▲ ビール何杯でも飲めてしまいそうや!

【3品目】
魚介の鉄板焼き風

  • 材料:

  • 冷凍イカ、冷凍むき海老、

  • 茹でタコ(足の部分) 合計150g

  • ウスターソース 大さじ1

  • カレー粉 小さじ1

  • サラダ油 大さじ1

  1. 作り方:

    ①イカと海老はあらかじめ解凍し、海老の殻と背ワタをとっておく。

  2. ②イカは切り込みを入れながら幅1cmにカットする。

  3. ③タコにも切れ込みを入れつつザク切りする。

  4. ④フライパンでサラダ油を熱し、イカとタコを炒める。

  5. ⑤具材に焼き色がつくまで炒めたら海老を加え、さらに炒める。

  6. ⑥ウスターソースを加え、具全体にからめるように炒める。

  7. ⑦最後に火を止め、カレー粉を振りかけて完成。

最後は【魚介の鉄板焼き風】。普通、魚介の炒め物というとオイスターソース炒めをイメージしますよね。もちろんそれでも十分おいしいのですが、今回はウスターソースをメインの味付けにして、そこにひとつカレー味のスパイスを加えました。
ウスターソースの酸味とコクってイカや海老、タコとすごくマッチするし、炒め物に使うと鍋肌にじゅわっと当たって香ばしくなるんです。そして、最後にカレー粉をひと振り。これで深い味わいになるんです。

夜、時間のあるときにゆっくりお酒を楽しむなら、食べていて飽きのこないこんなつまみがおすすめ。ガツンとくるチューハイをグビグビ飲みながら、アツアツのやつを頬張りたいですね!

▲ 熱ッ! 辛ッ! でも、旨いから、また酒が進む。

さすがに酒のつまみとしては本格的なカレーはヘビーだし手間がかかるけど、ちょっとした料理にカレー粉を加えるだけでいい。今回はそんな感じでいろいろやってみました。

カレー粉のいいところは普通のおかずやつまみに、簡単にカレーならではの風味や辛さ、コクをプラスできる点。味のバリエーションがグッと広がるんです。

それに、ひと振りで炒め物のスパイスに、タレやスープの隠し味にと汎用性も高い。だから僕にとってカレー粉は塩コショウのように欠かせない便利な調味料のひとつです。
キリッと冷えたビールやチューハイが、ついつい進んでしまうカレー風味の3品、ぜひみなさんも試してみてください!

ほな、今月はこの辺りで。

  • サントリー

    ザ・モルツ

    350ml

    詳細はこちら
  • アサヒビール

    ヒューガルデン・ホワイト

    330ml

    詳細はこちら
  • キリンビール

    ビターズ
    ほろにが レモンライム

    350ml

    詳細はこちら
  • シェアウッド

    カレーパウダー
    マイルド

    102g

    詳細はこちら
  • ブランド

    エーワンソース

    240g

    詳細はこちら

4品目
キム兄から、笑いのおつまみ ―写術― もう一品。

写術とは…自ら撮影した写真をお題に、巧みな話術でそこに写し出された“面白さ”を引き出す芸のスタイル。20年以上続けている、キム兄のライフワーク。

ひとりダチョウ倶楽部さん。

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木村祐一

きむら・ゆういち 1963年、京都府生まれ。ホテルマン、職人などを経て23歳でデビュー。お笑い芸人としてTVや劇場を中心に多方面で活躍中。人とは異なる視点で様々な事象を読み解く吉本唯一の随想家と呼ばれ、ライフワークとしている「写術」はその独特の世界観に引き込まれる人多数。ホテルマン時代から磨き続けた料理の腕前は芸能界イチとの呼び声も高く、「キム兄&クックパッド つまみ越え」(主婦と生活社)ほか料理に関する著書も多数。