前割りをおいしく作るためにも欲しい焼酎サーバー

前割りをおいしく作るためにも欲しい焼酎サーバー

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焼酎サーバーのもたらすおいしさ

焼酎サーバーとは、下部に焼酎を注ぐためのコックが付いている甕や壺型の陶器のこと。その味わい深いスタイルもさることながら、焼酎をおいしく、長くたのしむために、ぜひ利用したいグッズです。

その最大のメリットは焼酎の熟成を促し、味をまろやかにさせること。熟成と言っても長い時間をかける必要はありません。焼酎サーバーに焼酎を注いで3日間程度待つだけです。その間、焼酎サーバー内で焼酎は自然に対流し、遠赤外線効果で適度に温められていきます。

さらに陶器の内部には微細な孔により焼酎が呼吸をし、熟成が促進。焼酎の出荷前に加える割水とアルコール分もよりなじんで、焼酎のアルコールが持つとげとげしさがなくなり、よりマイルドな味わいになっていきます。

しかも陶器は、焼酎の保存に大敵な光を完全にシャットアウト。かなりいい焼酎を手に入れたけれど、飲み切る前に味が落ちてしまった…。そんな悲しい経験も焼酎サーバーがあれば、大丈夫。よりおいしく、長く焼酎を味わいたい方は、ぜひ焼酎サーバーをゲットしましょう。

前割りをおいしく作ろう!

写真/© K.P.V.B

「前割り(まえわり)」とは、あらかじめ焼酎を水で割り、しばらく寝かせてから飲む方法。その場で作って飲む水割りに比べ、時間をかけて焼酎と水がじっくりなじんでいくため、焼酎の口当たりがまろやかになります。芋焼酎の本場である宮崎、鹿児島では、焼酎をよりおいしくたのしむ技法として、古くから行われています。前割りした焼酎でお客様をもてなすのも一般的です。

本格焼酎のアルコール度数は25度ほどですが、前割りすることでその度数も半減。風味を残しつつ体に優しい焼酎が飲めるという、健康的かつ経済的な飲み方でもありますね。

さて、水で割って寝かせる時間は、最低でもひと晩はほしいところ。可能であれば飲む2~3日前に水と半々程度に割って寝かせておけば、アルコールの刺激が弱い、よりまろやかな味わいがたのしめます。前割りした焼酎はそのまま飲むことはもちろん、ぬるめの燗もおすすめ。薩摩の伝統酒器「黒ヂョカ」で人肌程度に温めて味わうのもいいですね。前割りの日数は10日間、2週間などお好みで。

サーバーがないときの前割りの作り方

jazz3311/ Shutterstock.com

前割りを作る際にも、光を遮断する焼酎サーバーは大変便利。でも、それがなくても空いた酒瓶やペットボトルなどを利用して簡単に前割り焼酎は作れます。焼酎と水の割合に決まりはありませんが、アルコール度数25度くらいだと焼酎対水は6対4または5対5の割合が多いようです。

割る水は水道水ではカルキ臭さが残るので、軟水のミネラルウォーターを。また、酒瓶やペットボトルに焼酎や水を注ぐ際には、漏斗があると便利ですね。割った後は、光を避けて冷暗所に置いて、明日まで。よりおいしく味わいたい方は、明後日、明々後日まで待ちましょう。

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