ボディのしっかりしたワインも魅力!アルゼンチンのワインを知る
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ボディのしっかりしたワインも魅力!アルゼンチンのワインを知る

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16世紀から始まったアルゼンチンのワイン造り

リーズナブルで品質も良いと、日本でも人気のアルゼンチンワイン。ブドウの栽培がおこなわれていなかったこの土地にブドウが持ち込まれたのは、スペインの統治下にあった16世紀初頭のことでした。それ以降アルゼンチンでもブドウの栽培が始まり、これと合わせてワイン造りも行われるようになりました。

19世紀になるとヨーロッパからワインの醸造技術やブドウの栽培技術などが伝わり、アルゼンチンのワイン市場も大きく拡大を遂げていきます。さらに1990年代にはアルゼンチンワインに多くの外国資本が流入。それまでのリーズナブルなテーブルワインから、高級ワインの生産も行われるようになりました。

アルゼンチンワインの主な生産地

南アメリカ大陸にあるアルゼンチンは、ぶどうの栽培面積約23万ヘクタール、ワインの年間生産量は約1505万ヘクリットルに上るワイン大国。2015年には、その生産量が世界第5位となりました(OIV国際ブドウ・ブドウ酒機構調べ)。アルゼンチンの国土は南米大陸の南部に大きな逆三角形を成しており、エリアによって気候も様々。そんなアルゼンチンでワイン造りが行われているのは、アンデス山脈の東の麓に沿った南北に広がる地域です。なかでも中央西部エリアは全栽培面積の91%を占めており、特に主要生産地であるメンドーサ州には有名なワイナリーが集中しています。

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アルゼンチンワインの進化

かつては国内消費用のデイリーワインの生産が多かったアルゼンチン。近年では最新鋭の工場での大量生産が盛んです。
アルゼンチンを代表する赤ワインのブドウは、マルベック。このブドウはもともとフランスのボルドー地方で造られていましたが、アルゼンチンの気候がこの品種に合ったこともあり、産出量も順調に増加しました。世界でも珍しいマルベック100%のワインがあるのも、アルゼンチンならではといえるでしょう。

また、白ワインの品種として名をはせるのが、トロンテスです。特に高地で作られたトロンテスのワインは、フレッシュな味わいで人気を集めています。

このようにそれぞれの土地の個性を生かしたワイン造りで勢いを増していたアルゼンチンワインですが、2016年には4~5年に一度起こるとされるエルニーニョ現象により、ワイン生産量が35%もダウンしてしまうことに(OIV調べ)。地球温暖化は、ワイン造りにも大きな影響を与えているようです。

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