日本酒の顔をした、じつは日本酒ではないお酒とは?
出典 : gontabunta

日本酒の顔をした、じつは日本酒ではないお酒とは?

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日本酒と料理酒の違いって何?

私たちが普段の料理で使ったり飲んだりしているお酒の中には、いわゆる日本酒(清酒)でないものが意外にたくさんあります。

料理酒は、素材を柔らかくしたり、肉や魚の臭みを消したり、コクや旨味を引き出すなど、和食には欠かせない調味料です。日本酒と違って、塩や水アメなどの甘味料が加えられているので、飲用には向いていません。そのため酒税がかからず、安く購入できます。

また、料理酒に使われる原材料の米は、飲用の日本酒と比べて磨きが足りない場合があります。米は磨けば磨くほど、できあがる酒は雑味のない味わいになりますが、料理酒の場合、コスト面の他にも、素材の味わいや風味を出すために、ある程度の雑味を残した方がよいからです。

甘酒は日本酒の一種? どうやって作られるの?

酒という字が使われていますが、甘酒は酒ではありません。

甘酒は米麹に水を加えて数時間保温することで発酵が進み、砂糖の甘みではなく、麹の自然な甘みを持つ甘酒ができあがります。麹菌によって米のデンプンが分解され、糖化していく過程は日本酒と同じですが、アルコールは発生しないので、子どもから大人まで誰でも気軽に飲むことができます。甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれ、水分、塩分、糖分がバランスよく含まれた栄養補給ドリンクとして、昔から愛されています。

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ノンアルコールの日本酒があるって本当?

ビールをはじめ、その市場規模を拡大し続けているノンアルコール飲料。日本酒独特のキレや辛みはアルコールによって生まれるものといわれる中、日本酒タイプのノンアルコールが登場しています。

ひとつは、早くから日本酒タイプのノンアルコールを手掛けてきた福光屋が2013年から販売する「零の雫」。添加物を使用せず、日本酒と同じ米と麹を原料に、一般的な日本酒造りに近い醸造方法を取っているため、アルコールゼロながら味はかなり日本酒に近く、米の味や香りを感じる仕上がりになっています。

もうひとつは、月桂冠の販売する「月桂冠NEWフリー」。日本酒らしい香りや味わいを再現しつつ、アルコール、糖質、カロリーをゼロに抑えた日本酒テイスト飲料として2015年から販売されています。気軽に日本酒気分が味わえると話題になっています。

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