太陽が育てたイタリアワインの魅力を知る
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太陽が育てたイタリアワインの魅力を知る

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フランスとトップを競うワイン王国イタリア

リーズナブルで当たりはずれの少ないワインを生み出すイタリアは、フランスと生産量の世界一を毎年争うワイン大国として知られています。南北に細長く長靴の形をした国土は地域によって気象条件が異なり、その多様な風土を生かしたワインづくりが行われているのが特徴。このため、品種もスタイルも多種多様なワインを楽しむことができるのが魅力です。

かつてはカジュアルなイメージがあったイタリアワインですが、昨今ではバローロやバルバレスコ、スーパータスカンといった、フランスの高級ワインに引けを取らない高品質のワインも生み出されるようになり、その評価も年々上昇。熱烈なイタリアワインファンも増えてきています。

紀元前800年頃に始まったイタリアのワイン造り

イタリアでワイン造りが始まったのは、だいたい紀元前2000年頃といわれています。しかし、当初は飲み物としてではなく、宗教の信仰用や薬用として用いられていたようです。その後紀元前4~3年頃にはイタリア全土にこのワイン造りが広がり、飲み物としてのワインの質もどんどん向上していきます。

17世紀からは瓶に入ったワインも販売されるようになり、より人々の間に浸透していくことになりました。18世紀後半には酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)のマルサーラのイギリス輸出が始まり、イタリアワインも世界の表舞台へ。1873年のウィーン万国博覧会での多数のワインが入賞したことがきっかけで、世界にも広く知られるようになりました。

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全20州すべてで生み出される多種多様なワイン

イタリアはブドウ栽培とワイン造りに必要な風土に恵まれており、現在20州全てでワインを生産しています。イタリア半島は、アルプス山脈に近い比較的冷涼な北部から、乾燥した地中海性気候の南部まで気象条件も様々。このため、ワインの種類も多く、スプマンテとして有名なスパークリングワインや、干しブドウから造りバッシートと呼ばれる甘口ワインなど、個性豊かな味をたのしむことができます。

イタリアで有名な産地はいくつかありますが、代表的なのがトスカーナ州とピエモンテ州です。キャンティの産地として知られるトスカーナ州はイタリア中西部にある州で、サンジョヴェーゼ種のキャンティ・クラシッコや、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノも有名。

また、比較的冷涼なピエモンテ州では、バローロやバルバレスコの産地としてもよく知られています。

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イタリアワインの格付けを知る

イタリアのワインの格付けは1963年に制定されたワイン法で規定されており、DOCG・DOC・IGT・VdTの4つに分類されます。なかでももっとも規定が厳しいDOCG(統制保証付原産地呼称ワイン)は、フランスのAOCに相当するもの。農林省と商工会議所の検査を受け、政府が認可したことを保証(ガランティータ)するシールがボトルに貼られます。

バローロやバルバレスコ、キャンティなどもこれに当たりますが、DOCGでも銘柄によって品質や価格が違うため、品質のよいワイン=DOCGとはいえないのが実情。IGT・VdTの中にも高品質のすばらしいワインがあるため、イタリアワインの格付けはひとつの目安として押さえておくと良いかもしれません。

おいしいイタリアワインの見つけ方は、信頼できるショップ選び、インポーター選びが近道です。

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