モルトウイスキー? シングルモルト? ウイスキーの種類いろいろ

モルトウイスキー? シングルモルト? ウイスキーの種類いろいろ

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モルトウイスキーとは?

ロックや水割りなど、その昔は落ち着いた大人の酒、という印象だったウイスキー。最近はハイボールやカクテルなど飲み方も多彩で、親しみやすくなってきました。でも、どんなウイスキーがあるのかよくわからないという人に、基本的な種類を大きく分けて3つ紹介します。

モルトウイスキーという名前は、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか? モルトウイスキーとは、大麦麦芽「モルト」のみを原料に単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留したウイスキーです。大量生産のきかない伝統的な方法で、ウイスキーの個性が際立っているのが特徴です。

モルトウイスキーの中でもいくつか種類があります。まずは、シングルモルト。これは単一の蒸留所で造られた複数の樽のモルトウイスキー(モルト原酒)を混ぜたものです。蒸留所のこだわりや個性がはっきり現れるウイスキーです。

さらに、単一の樽(カスク)から瓶詰めされたモルトウイスキーは「シングルカスク」といいます。シングルカスクは、通常店頭で販売されることが少なく、蒸留所の限定販売など限られていて瓶に樽のシリアルナンバーが打たれていることもあり、希少性の高いウイスキーです。

複数の蒸留所のモルトウイスキー同士をブレンドしたものは「ブレンデッドモルト」。「ヴァッテッドモルト」ともいいます。

グレーンウイスキーとは?

もうひとつは、原料にモルトのほか小麦やトウモロコシなどの穀物を使い、連続式蒸留機で蒸留する「グレーンウイスキー」です。アルコール度数を95度まで上げることができ、しかも短時間で大量に蒸留することができます。モルトウイスキーに比べ、香りが弱い傾向にあります。グレーンウイスキーは、通常モルトウイスキーとのブレンドを想定して製造されているものが多いようです。

シングルモルトと同様に、単一の蒸留所で造られた複数の樽のグレーンウイスキーを「シングルグレーン」といいます。

Natalia Bratslavsky/shutterstock.com

ブレンデッドウイスキーとは?

三つめは、複数の蒸留所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたもの、「ブレンデッドウイスキー」です。世界で流通しているウイスキーの約9割がブレンデッドウイスキーといわれています。ブレンドの専門職人ブレンダ―によって造られたウイスキーは、一般的に飲みやすいのが特徴ではありますが、各ブレンダ―の個性が垣間見えます。

生産国や蒸留所、原料や蒸留方法、樽熟成の年数、ブレンダ―のさじ加減など、様々な要因で味わいや香りが変化するウイスキー。ひとつを知ると、もっと知りたくなる不思議な酒です。

nevodka/shutterstock.com

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