なにも足さない、搾ったそのままの日本酒の原酒を試そう

なにも足さない、搾ったそのままの日本酒の原酒を試そう

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日本酒本来の味が生きる原酒

原酒とは、発酵させて絞った日本酒に、水を加えずに出荷したものを指します。日本酒造りでは、水を加えてアルコール度数を調整する「加水」という作業があります。しかし、原酒はこの加水作業を行いません。水を加えないため、味わいが濃厚なのが原酒の特徴。しっかりとした日本酒本来の味わいが体感できます。「出来たそのままの味をたのしんでほしい」という蔵人たちの想いが詰まった日本酒といえるでしょう。

日本酒原酒のアルコール度数

日本酒は、世界中の醸造酒の中でもっともアルコール度数の高い酒といわれます。じっくりと低温でアルコール発酵を進めることにより、アルコール度数20度という酒が生み出されます。一般的な日本酒は、そのままでは度数が高いため、水を加えることでアルコール度数を15度前後に調整して味を調えています。

一方、原酒はそのような加水を行わない、搾ったままの状態の日本酒。水を一切加えていないため、アルコール度数は20度近いものが多く、濃醇で力強い飲み口や香りに特徴があります。そのまま冷やでいただくのがおすすめですが、氷と一緒にロックで飲むとアルコール度数が適度に下がり、しかも、しっかりした味わいを存分にたのしむことができます。

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搾りたての日本酒原酒を味わえる時期とは

日本酒の「搾りたて」が出回る時期は、11月~3月頃です。日本酒は「寒造り」といい、ほとんどの酒蔵で農閑期の冬に造られます。通常は、酒造りの終盤で火入れ処理をして品質を安定させ、夏を越すまで熟成させますが、「搾りたて」は火入れ処理を行なわず、搾ってすぐに流通させるため、できたてのフレッシュな味わいが特徴です。日本酒によっては炭酸を多く含んだものもあります。一度も火入れしない生酒のなかでも、一滴の水も加えていないものが「生原酒」と呼ばれます。加熱処理をしていないので、栓を開けたらできるだけ早く飲みましょう。

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