世界でも希少な温かい酒! 日本酒をお燗でたのしむ

世界でも希少な温かい酒! 日本酒をお燗でたのしむ

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6種類の温度帯で名前が違う「お燗」

一口飲めば身体がふわりと温まる燗酒。一口にお燗といっても、じつはその温度帯は6種類に分かれています。

◆日向燗(ひなたかん)…30度。温度の高さを感じない程度で、ほんのり香りが引き立つ。
◆人肌燗(ひとはだかん)…35度。さわると温かく感じます。味にふくらみがある米や麹の良い香りがします。
◆ぬる燗…40度。熱くはない程度。香りがよく出ます。
◆上燗(じょうかん)…45度。注いだ時に湯気が出る程度。引き締まった香りを感じます。
◆熱燗(あつかん)…50度。徳利から湯気が生じ、さわると熱く感じます。辛口でキレが良く、香りがシャープに。
◆飛びきり燗(とびきりかん)…55度。徳利を持つと熱く感じます。シャープな香りで、より辛口に感じます。

燗酒の魅力は、温めることでその日本酒の持つ細かな表情が現れること。また、体温に近いため、胃腸に優しく、アルコールの吸収も早めです。すぐにほろ酔いになるので、一気に飲み過ぎることもなく、味わいながらゆっくりたのしめます。

香りと味わいが増す「お燗」

日本酒は、酒の性質や温度帯によってさまざまな味わいがたのしめます。

少し手間をかけて丁寧に温めると、ふっくらとした味わいの燗酒ができます。燗酒の良さは、冷やでは分からなかった複雑な日本酒の香りや味わいを引き出すことです。常温では閉じていたほのかな甘味や米の旨味、味わいの幅が引き出されます。ふくらみや深みのある味わいは、燗にしたお酒ならではと言えます。

よく「お燗した日本酒は苦手」という声もききますが、熱くしすぎたためにアルコールが揮発して鼻につく場合が多いようです。適正な温度で燗をつけてみれば、日本酒のイメージががらりと変わるでしょう。

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基本の「お燗」のつけ方

ご家庭で手軽にお燗をつける方法をご紹介しましょう。何といってもおすすめは湯煎です。ポイントは熱湯に短時間徳利をつけること。まず、鍋ややかんに徳利が肩まで浸かる量の湯を沸かし、火を止めてから9分目まで酒を入れた徳利を浸します。2~3分で徳利を引き上げ、徳利の底へ手をあててちょうどいいくらいが上燗(45度)です。徳利の素材や厚みによって多少異なりますので、お好みの温度になるよう調整しましょう。注ぎ口にラップで封をしておけば、日本酒の香りが飛びません。好みの温度になるまで様子を見ながら温めていくのがポイントです。

おいしい温度をみつけてお燗をたのしみましょう。

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