ビールのスタイル(種類)を知ろう! 【ラガービール編】

ビールのスタイル(種類)を知ろう! 【ラガービール編】

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ラガービールとはどんなビールか?

ビールの種類を語るときには「スタイル」というのが一般的です。ビールのスタイルは大きく3つの発酵方法に分けられます。「ラガー(下面発酵ビール)」、「エール(上面発酵ビール)」、「自然発酵ビール」の3スタイルです。

ここでは、「ラガー(下面発酵ビール)」について詳しく紹介します。

「ラガー(下面発酵ビール)」とは、低温(通常約10℃前後)で発酵するスッキリしたビールのこと。下面発酵で作られるビールは長期熟成を行うため、貯蔵を意味するドイツ語から「ラガー」と呼ばれています。現在の日本では、最もポピュラーなスタイルで、ビールというと「ラガー」を想像する人が多いのではないでしょうか

ラガービールの登場とビールの普及

ラガービールの原型が誕生したのは、15世紀ごろ。中世のビール醸造は、腐敗の少ない冬に行われていましたが、当時は低温すぎると発酵が進まないため温度管理が悩みの種でした。しかし、15世紀になると、低温で発酵が進む事例が発見され、天然の氷とビールを洞窟で春まで貯蔵する方法が生まれます。これがラガービールの原型です。

19世紀後半には、60~80度の熱を15~30分間加えることで雑菌を死滅させる「低温殺菌法」を細菌学者ルイ・パスツールが発見します。これによりビールを細菌から守り、安定した品質のビールを長持ちさせることができるようになりました。この後、冷蔵技術の普及に伴い、世界中でラガービールが飲まれることになりました。

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ラガービール発祥の地ドイツのビール事情

ラガービールは、15世紀ごろ南ドイツで誕生。18世紀に発明された冷蔵技術とともに、世界中で愛飲されるようになりました。世界最古の食品の品質を保証する法律「ビール純粋令」発祥の地でもあるドイツの都市ミュンヘンは、良質なビールを製造する「ビールの都」としても有名です。秋には、ビール祭り“オクトーバーフェスト”が開催され、ドイツだけでなく世界中からビールファンが集まり賑わいます。深い歴史を持つドイツのビールは、嗜好品というよりもドイツの人たちにとっては生活や文化の一部。歴史や製造方法を学ぶ工場見学も盛んに行われています。また、ドイツでは16歳からビールを飲むこともでき、昼間からビールをたのしむ家族も珍しくありません。

◆ご注意◆日本人は、ドイツに行っても20歳以上でなければ飲酒できません。

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