今夜も、お酒を、楽しく飲みたい 日本の酒景365

あなたの街の居酒屋で、隣の街の小洒落たバーで。
誰もが名を知るチェーン店から、名も無き小さな路地裏の店まで。
日本全国津々浦々、あらゆる街の、あらゆる酒場で、
毎日毎夜生まれては消えていく、
お酒がとりもつ一瞬の景色を切り取ります。

銀座 比内や 本店
秋田の郷土料理と
比内地鶏を味わい尽くす

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紀州の備長炭で焼き上げる上質な比内地鶏を堪能

銀座駅、新橋駅から徒歩5分の銀座8丁目。銀座でショッピングの後、何か美味しいものが食べたい。そんな気分のときに訪れたいお店のひとつとして「銀座 比内や 本店」を紹介したい。

「銀座 比内や」は、秋田で育った本場の比内地鶏を、余すところなく食べられる比内地鶏の専門店。串焼き、たたき、もつ煮などの料理が楽しめるほか、きりたんぽ鍋や稲庭うどんなど秋田の郷土料理も堪能できる。掘りごたつ席や個室もあり、地酒を飲みながら寛げるのも魅力だ。

日本三大地鶏の比内地鶏とは?

弾力のある肉質で、旨味とコクのある比内地鶏は、名古屋コーチン、薩摩地鶏と並ぶ日本三大地鶏と言われるほどの美味しさを誇る。国の天然記念物にも指定された「比内鶏」を食用として品種改良してできた、育てるのに時間や手間がかかる希少な鶏なのだ。

「銀座 比内や」では、山に囲まれた秋田県大館市比内町で、放し飼いの環境で育った比内地鶏を使用。毎朝、産地から新鮮な素材が送られてくる。

落ち着いた和の雰囲気の店内には、ジュウジュウと肉の焼ける音と煙、香ばしい香りが漂い、比内地鶏料理への期待が高まる。席が空いていたら、目の前で肉を焼いてくれるカウンターへ迷わず座りたい。焼けて脂が滴るジューシーな比内地鶏を、視覚でも味わうことができる。

▲ あたたかみのある色合いの店内に、比内地鶏の香ばしさが漂う。

地方のビールや郷土料理を
旅行気分で楽しむ

まずは、備長炭で焼き上げる串焼きを、ねぎま、ぼんぢり、すなぎも、手羽先、特製つくね棒焼きなどおまかせで。「比内地鶏は、強めの火力で表面を一気に焼いて、あとは固くなりすぎないように火力弱めで中をふっくらさせるのがコツ。焼くときは塩を濃すぎない程度に振りかけ、食べるときにお客さんに調整してもらえるようにしています」と店長の成田圭吾さん。絶妙な焼き具合と塩加減が、素材の美味しさをさらに引き出している。

▲ 火力が安定してムラなく焼ける紀州の備長炭を使用。

レバーとつくね以外の串は、すべて天然塩でいただく。濃厚な比内地鶏にはシンプルな塩が合うし、お酒も進む。身の引き締まったもも肉やジューシーなぼんぢりの串と合わせて飲みたいのは、J-CRAFTシリーズの「爽快のヴァイツェン」や「香爽のフルーティホワイト」。

▲ 爽やかでスッキリとしたJ-CRAFTシリーズ「香爽のフルーティホワイト」と「爽快のヴァイツェン」

どちらも開栓と同時にフルーティな香りが広る、一杯目の乾杯にぴったりの味わいだ。J-CRAFTシリーズは、加熱処理せず瓶詰めされたフレッシュなビール。岩手や静岡など地方のブルワリーがこだわりをもって作った。普段ビールが苦手な人でも「これがビール!?」と思うほど苦味を感じさせず、飲みやすい。喉越しの良さだけではなく、コクや味わいも豊かだ。

串焼きのほかには、比内地鶏の鶏ガラスープで煮込むモツ煮込みも珍しい一品。コクのあるスープとプリプリと弾力のあるお肉は、まろやかでこっくりと濃厚な「豊香のルビーエール」や華やかな香りの「芳醇のペールエール」とも合う。

▲ 白髪ネギがたっぷりのった比内地鶏の「もつ煮込み」(写真手前)、さっぱりとしてヘルシーな「もも肉のたたき」(写真奥)。

数人で食べるなら、串ではなくもも肉をそのまま1枚使った「もも肉1枚塩焼き」もおすすめ。パリパリの皮と引き締まった肉のコントラストが抜群だ。贅沢に肉厚に切り分けられた、お肉の弾力とコクをぜひ味わってみてほしい。

▲ 表面パリパリ、身がふっくらとした「もも肉1枚塩焼き」

〆にいきたいのは、お店の看板メニューでもある人気の親子丼。引き締まったもも肉のみを使った究極の親子丼と、ジューシーなもも肉とむね肉が3:7の割合で入った極上の親子丼の2種類。今回は、究極の親子丼をチョイス。一度炭で炙った香ばしいもも肉を出汁で煮て、トロトロの卵で閉じこめたもの。特製のタレと合わせてほろほろになったお米と、柔らかいもも肉が口の中でひとつに交わる、まさに究極の一品だ。バランスのよい「芳醇のペールエール」と合わせると、華やかな香りとコクのある味わいが広がる。

▲ 10年来のファンも多い「究極の親子丼」。

美食家は万国共通!
日本文化の発信地として活躍

お店をオープンして10余年。「一度、接待などで来てくれた近隣の会社員の方が、何度もリピートしてくれるのがありがたいですね」と成田さん。お得なコース料理もあるし、団体用の個室もあるので歓送迎会などのシーンにはぴったりだ。

また、銀座という土地柄、外国人も多い。特に、中国、台湾などアジア系のお客さんが増えたので、中国語の堪能なスタッフを毎日入れるようにしているそう。日本の郷土料理や地酒、クラフトビールが海外の人に喜んでもらえるのもうれしいこと。食べにきてくれた海外の美食家たちが、ブログ記事を書く事で、またお客さんを呼んでいるようだ。比内地鶏が“世界の地鶏”となる日も、近いかもしれない。

▲ J-CRAFTシリーズは、チルド輸送の導入により、日本各地のブルワリーで作られたビールが、できたての味わいで楽しめる。

  • 『J-CRAFT』

    J-CRAFT ヴァイツェン
    IWATE SAWAUCHI

    300ml 銀河高原ビール

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  • 『J-CRAFT』

    香爽のフルーティホワイト
    GOTEMBA

    330ml DHCビール

    詳細はこちら
  • 『J-CRAFT』

    芳醇のペールエール
    IZU SHUZENJI

    330ml ベアードブルーイング

    詳細はこちら
  • 『J-CRAFT』

    豊香のルビーエール
    KYOTO FUSHIMI

    330ml 黄桜

    詳細はこちら

今回訪ねたお店

銀座 比内や 本店

東京都中央区銀座8-8-5太陽ビルディング8F

03-3569-3663

ランチ  11:30〜14:00

ディナー 17:00〜23:30(日祝のみ 17:00〜23:00)

定休日:無休

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