今夜も、お酒を、楽しく飲みたい 日本の酒景365

あなたの街の居酒屋で、隣の街の小洒落たバーで。
誰もが名を知るチェーン店から、名も無き小さな路地裏の店まで。
日本全国津々浦々、あらゆる街の、あらゆる酒場で、
毎日毎夜生まれては消えていく、
お酒がとりもつ一瞬の景色を切り取ります。

品川 六献 厳選された郷土の食材と銘酒を上質な和の空間で味わう

▲「しろうさぎ 特別純米 生酒」。お米の旨味と穏やかな香りが食中酒としてふさわしい

  • facebook
  • twitter

季節の鮮魚と厳選霜降り黒毛和牛、ワンランク上の美食を提供

東京の交通の要として利便性高く、ビルが立ち並ぶ品川駅。駅前の喧噪を抜けて徒歩5分、オフィスビルの地下に「品川 六献」はある。

訪れる人のほとんどは、スーツに身を包んだ近隣の会社員。最大45名まで入る個室もあり、大人数の接待や宴会に重宝されている。お客さんは「あちこちのお店で食べ歩いているような味に敏感な人が多いですね」と店主の安藤さん。

そのため六献では、徹底的に素材にこだわっている。鮮魚は宮崎や北海道など全国から毎日空輸。厳選された霜降りの黒毛和牛は、和牛本来の旨味を引き出せるようフレッシュな状態で仕入れる。仕込みや調理はすべて、20年以上和食の世界を歩んできた料理人でもある安藤さん自身がこなし、お客さんの期待に応えている。

和の雰囲気に寛ぎながら日本全国の銘酒に酔いしれる

▲「料理に合う日本酒に迷ったら、気軽に声をかけてください!」と日本酒に詳しく心強いスタッフ。

温かみのある木や石や和紙など、和の雰囲気を感じさせる店内は、リラックスして寛げる空間。カウンター前には、日本各地の地酒がずらりと並び、中には入手困難と言われるプレミア銘柄も。

少人数ならば、広々としたカウンターで鮮魚をつまみにお酒を楽しむのもいい。ここでしか飲めない日本酒が目当てで通うお客さんも多く、コースにプラス1,000円で全国の地酒54種類が飲み放題できるプランも人気だそう。

六献では、専属の利き酒師が日本全国の銘酒を厳選。淡麗辛口なものから芳醇で旨口なものまで、常時約100種類の日本酒が揃う。たくさんありすぎて選べない……という人も、日本酒に詳しいスタッフが多いので、相談すると料理にあわせたおすすめを提案してもらえる。

宴会料理に喜ばれるサプライジングなおもてなし

▲ 宮崎から送られたばかりの鮮度抜群な旬の魚に、フレッシュな生生酒を味わう

 六献に来たら「特撰お造り七品盛り合わせ」は、絶対に頼みたいメニュー。その日に空輸されてきた鮮魚を7種味わえるのでお得感がある。さらに、玉手箱のような漆塗りの箱の蓋を開けると、ドライアイスの白い煙がわいてくるサプライズな演出が!ひんやりした冷気で、お刺身の身も引き締まる。見た目のユニークさも合わさって、テーブルの会話もはずむ一品だ。

その日は、金目鯛、真鯛、サーモン、シマアジ、ヒラマサ、イサキ、平目の7種。旬の魚は、プリプリとした歯ごたえがあり、身の厚さもしっかりして美味しい。淡白なお刺身には、生生酒の「李白特別純米酒」をチョイス。程よいバランスの酸味と旨味で喉ごしが良く、ふくよかな味わいが、お刺身ともピタリとはまる。

▲ 写真左・ひやりとしたドライアイスに魚の身も引き締まり、見た目にも楽しめる。
写真右・片口とお猪口から溢れるほど、なみなみとお酒が注がれるのも心憎い演出。

ちなみに、生生酒とは、酒づくりの行程の中で、貯蔵前と瓶詰め前に通常2回行なう火入れを一切しないもの。通常ラベルに生酒と書いているお酒でも、貯蔵前や瓶詰め前にどちらか1回火入れされているものもあり、実は紛らわしい。生生酒は、蔵元でしか飲めないフレッシュな味わいが楽しめる特別なお酒なのだ。「六献」では7種類の生生酒シリーズがあり、味わいの違いを楽しむのも一興だ。

▲ 六献では7種類の生生酒が飲める。

六献のイチオシの逸品メニュー「六献 和牛焼き」は、アツアツに熱した溶岩石の上で、特上の和牛を焼くというもの。厚さ10cmの特上霜降りリブロースが、ジュウジュウ音をたてて焼かれ、音と見た目に食欲がそそられる。溶岩石からでる遠赤外線効果で、肉が柔らかくなるうえ、好みの焼き具合で食べられるのもうれしい。

脂ののった霜降りリブロースには、同じ生生酒シリーズで辛口の「しろうさぎ 特別純米」を合わせて、口をスッキリさせるのもいい。フレッシュな香りが楽しめる「北の醸し家(かもしか)純米吟醸」は、濃厚な雲丹ソースのかかった出汁巻きやマグロの入ったトロカツなどにも合わせやすく、万能に楽しめる。

▲ 富士山から採れる溶岩石を使用。肉の旨味を閉じ込めたままふっくらと焼ける

「献」はもてなしの心 心に残るサービスにまた訪れたくなる

2014年8月からオープンして約2年。近隣の会社員を中心に、接待や宴会利用の常連さんも少しずつ増えているそう。また、サプライジングな演出や和の雰囲気は外国人客にも好評で、口コミで広まっているようだ。

六献の“ 献 ”は、心、和、酒、技、郷、宴の6つをキーワードとするおもてなしの心。「料理だけでなく、お店の雰囲気やスタッフの接客、サービスなど含めて、最高のおもてなしを目指して頑張りたい」と意気込む安藤さん。上質だが気取らない温かい空気感と、新たなサプライズを楽しみに、またリピートしたくなるお店だ。

▲ 小上がりの個室は、ゆったりと足を伸ばせる掘り炬燵式。

  • 吉久保酒造

    しろうさぎ
    特別純米酒 生酒

    1800ml

    詳細はこちら
  • 秋田清酒

    北の醸し家 (かもしか)
    純米吟醸生酒

    1800ml

    詳細はこちら
  • 李白酒造

    李白
    特別純米酒 生酒

    1800ml

    詳細はこちら

今回訪ねたお店

品川 六献

東京都港区港南1-8-27 日新ビルB1F

03-3472-6002

月〜土、祝前日 17:00〜23:30

日、祝日    16:00〜23:30

定休日:なし※ 年末年始・G.W・お盆期間

  • facebook
  • twitter